富山県内の建設業の令和6年1月~6月末までの死亡を含めた休業4日以上の労働災害発生件数(速報値)は、前年同月比19.4%の増加となりました。
さらに、令和6年1月~7月末の同速報値では、26.4%に増加率が拡大しています。
また、令和6年1月~6月末までに死亡災害の発生状況は5名となっており、このうち建設業は4名となっています。
建設業の労働災害が増加傾向であるため、富山労働局管下の各労働基準監督署が、安全週間の期間中に、県内の土木工事及び建築工事現場に対する集中的な監督指導を実施した結果、監督指導を実施した115現場のうち77現場(67.0%)で労働災害防止に関する法令違反等の指摘を受け、5現場では足場の使用停止等の行政処分を受けています。
本年は、能登半島地震や大雨による土砂崩落等、現場環境が悪化し、労働災害が発生しやすい環境下で、仕事をせざる得ない状況にあることを、職場や現場全体でしかっり認識し、改めて安全衛生管理の徹底を図る必要があります。