令和3年における富山県内の労働災害については、休業4日以上の死傷者数が1,223人、うち死亡者数が11人となり、令和2年に比べ休業4日以上の死傷者数が81人増加し、死亡者数は2名減少となりました。
建設業においては、死亡者数は5人と2人増加し、休業4日以上の死傷者数も212人と前年に比べ25人増加しました。
第13次労働災害防止5カ年計画における計画期間(2018年4月~2023年3月までの5年間)の最終年度である令和4年度においては、死傷者数15%以上の減少目標に向けてさらなる取組が必要な状況にあります。
また、60歳以上の労働者については、令和3年の死亡者数11人のうち3人を占めているほか、休業4日以上の労働災害の26.5%を占めています。
このため、令和2年3月に厚生労働省が策定した「高年齢労働者の安全と健康のためのガイドライン」(エイジフレンドリーガイドライン)により、高年齢労働者の就労状況や業務内容等、各事業場における実情に応じて高年齢労働者に係る労働災害防止対策を積極的に推進する必要があります。
こうした状況を踏まえ、令和4年7月1日から7日まで「安全は 急がず焦らず怠らず」をスローガンとして、令和4年度の全国安全週間が実施され、今般、富山労働局長より標記の件に関し周知依頼がございました。
なお、本年度も新型コロナウイルス感染症対策について十分留意されながら、労働災害防止に取り組んでいただきますようお願い申し上げます。
参考資料等
・令和4年4月14日付け厚生労働省報道発表「令和4年度「全国安全週間」を7月に実施」
・第13次労働災害防止計画
・富山労働局版 第13次労働災害防止計画
・富山県内の労働災害発生状況
・安全衛生関係統計・災害事例について
・高年齢同労者の安全衛生対策について(エイジフレンドリーガイドライン)
・高年齢労働者に配慮した職場環境改善マニュアル
・エイジフレンドリーガイドライン概要パンフレット(4ページ版)
・エイジフレンドリーガイドライン概要パンフレット(8ページ版)
・建設業における安全対策
・安全帯が「墜落制止用器具」に変わりました!(フルハーネス型)
・令和4年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」の実施について(本サイト内3月29日付けお知らせページ)
職場の安全サイト関連
・令和3年度「見える」安全活動コンクール
・STOP!転倒災害プロジェクト
・交通労働災害の現状と防止対策
職場の安全サイト「教材・資料」
・外国人労働者向け安全衛生教育教材
・転倒・腰痛防止用視聴覚教材
・外国人建設就労者向け安全衛生視聴覚教材
・安全衛生ビデオ